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秋田・盛岡・山形公演での喉の不調について

by SUSU Ikkyu Nakajima

もう、少し前の話になってしまいますが、
6月22日、tricot VS 47 tour 13本目となる秋田公演の日の朝
起きたら突然声が出なくなっていました。寝起きはいつも声が出づらい方なので、それもあるかと思いそのまま秋田SWINDLEへ入り、
声だししたり準備をしたのですがリハーサルの時間になっても全く声が出ず、
これまでの約7年間ツアーをたくさんして来た中で少し不調な時はあったのですが、今までに経験したことのないレベルでの声の出なさでした。
波はあるのですが、ひどい時は話し声すら人に伝わらないくらいでした。
リハーサルが終わってすぐに近くの耳鼻科を調べて、突然の事で本番までも時間がなく全スタッフが手が離せない状態だったので一人で行ったのですが、HPにはその時間診察してると記載されていたのに、なんとその日に限って秋田の耳鼻咽喉科の学会?集まり?があったそうで秋田中の耳鼻科がその時間休みでした。
その時点で泣きそうになりながら近くの総合病院まで歩き(タクシーが捕まらなかった)救急で見てもらうも、「耳鼻科じゃないので何もできません。」と言われただけで、本当にそれを言われた以外なにもしてもらえず、
ライブの時間が迫る中、原因不明の突然の出来事と、悔しさと悲しさと、何もできない孤独と焦りと、いろんな感情が押し寄せて、絶望して、情けないけどアラサーなのに声を出して泣きじゃくりながらライブハウスまで帰りました。
(遠かったのと恥ずかしかったのでライブハウスつくまでには泣き止んでた)
途中の薬局で「はてきがんください、、(声の出る漢方)」と言たのですがおいてなくて、
喉に効きそうな違う漢方を買って帰りました
多分お店の人めっちゃ怖かったと思います
号泣しながらガラッッッッガラの低い声で
「はでぎがんぐだざい」てゆわれたら
さすがに置いてないってゆう時すごく申し訳なさそうでした。
唯一そこの薬局のお兄さんだけは優しくて、救われました

ライブハウスに帰って、マネージャーからどうする?と言われて
きっとその「どうする?」には
公演中止の選択肢も含まれていたと思います。
話すのも耳障りなくらいの声だったし、本当に歌うなんて全然、無理やったし、そこから3日連続でライブという状況でした。

でも、私の中に「声が出ないからライブができない」という事実を認めたくないという気持ちがありました。
もちろんキャンセルして、万全の状態で帰ってくるというのもプロの判断として正しい事だと思います。
でもtricotのボーカルとして、tricotライブって、tricotのツアーってなんやろう、と考えた時に
やっぱりかっこ悪くても今の自分で全力でぶつかる事なんじゃないかと思いました。
こんなダサい事はないし、こんな恥ずかしい事もない、こんなに悔しい事はないけど、それがライブだと思ったし、見て欲しいと思いました。
逃げる事はいくらでもできたけど、その日来てくれたみんなが、会えるはずだったみんなが、楽しみにしてくれてたみんなが、悲しい知らせだけを聞いて悔しい思いをして帰るのは嫌だったのです。

今回秋田、盛岡、山形で一緒についてきてくれた
DENIMS、toldにも

本当はやる予定だったセットリストが出来ずに、突然の曲変更にも文句言わず対応してくれたメンバーにも、申し訳ない気持ちでした。

めちゃくちゃ悲しくて悔しかったけど、でもそれは自分だけで良い、自分だけじゃないとあかん!と思いました。
ライブも、絶対楽しませて帰る、むしろ今日来てよかった、今日対バンでよかった!と思ってもらえるようなライブに絶対にする。と決めました。

それでも正直ステージに立つまでは怖かったです。3公演とも、ものすごく怖かった。
みんなを本当に楽しませられるのか
嫌われるんじゃないか とか

でも、全箇所でみんなが一緒になって遊んでくれて、終わって物販で話したら(この三ヶ所は物販に立ってみんなとお話ししました)楽しかった、今日来てよかったって言ってもらえて、
本当に嬉しかったし、自分の決断が間違ってなかったのかなと思って、本当にライブ中止しなくてよかったと思いました。

そして必ず秋田、盛岡、山形にはまた帰ってきたいと思います。
47ヶ所終わってから、帰ってきたいと思います。その頃には万全どころか、ムッキムキになって、声帯もムッキムキになって、首もふっとくなって帰って来ます!

秋田でのライブ終わりに、DENIMSの江山が「秋田、またやるなら俺らも行きたい。今日をもっかいやろう!」って言ってくれて、めちゃめちゃグッと来てしまいました 江山なんかに

いくならまた、一緒にいきたい!ライブ終わりの、DENIMSのみんなの言葉とか、ツイートとか、ほんまに何度も救われました。
toldも、鈴木氏が東京からはてきがんを買って来てくれて、なんか口が臭くなる飴(喉に良い)も買って来てくれて、
ほんまにこの対バンで、よかったなと思いました。
DENIMSもtoldもtricotのツアーのレギュラーメンバーになりつつある、tricotファミリーと勝手に思ってます

本当にありがとうございます!

この話はしときたい、と思ってたのですが、喉の不調が治ってからじゃないと話せないなと思ってて、
この長崎、佐賀、熊本を無事終えることができたので話させてもらいました。

現場にいなかった人からしたら、どーでもいい話やったかもしれんけど、旅の記録
わたしにとっては大切な三日間になりました
大事にしてもっと進んでいきます。

あと、出なくなった時期を経て
自分の声が帰って来た時全力で歓迎しました
自分の声、好きになりました

旅はまだまだ続きます
あと29本。

昨日マスドレと打ち上げ中に話してて
なんでボーカルやろうと思ったか聞かれて
よくよく思い返してみた
わたしは、青春がしたかったけど、楽器練習するの面倒くさかったから
と答えました

あと、「なんのために曲を作ってるのか」という話にもなり
「この四人でできるだけ一緒に居るため」
という答えが自分からは出ました

東京から長崎に向かう長い道のりの中で
ふと、今これは、青春なんやなーと思ったからです
周りの友達が結婚したり出産したりする中で
どれだけ自分が自由にできる時間がなくなってしまうかをよく耳にするようになって
いつかメンバー達も結婚や出産をするだろう(してくれ)と思ってるので
そうなると今みたいにケツカチカチになりながらツアーで長距離移動いったりきたりしたり
海外ツアーで出っぱなしになったりなんて
きっと無理なんだろなと思いました
てことは今めっちゃすごいプライスレスやんけ!
と思って
より、貴重な日々を感じながら今まわれてます。

メンバーだけじゃなくて、ファンのみんなや対バンのみんなや、スタッフも含めて
みんなで今、青春してるんやなぁと思います。
バンドって尊いなぁ。

1日も無駄にしないように笑顔でぷりぷり楽しんでいきたいと思います!

きっとメンバーが結婚して子供できて活動止まって、ってことになっても、それすら青春やと思うから、バンドって一生青春やな

はぁ。

いつになるやら



SUSU Ikkyu Nakajima
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